「英語を速く読めるようになりたいなら多読」とよく言われます。これは半分正しくて、半分間違いです。構文を正確に取れない状態でいくら量を読んでも、雑に読む癖が強化されるだけだからです。

「なんとなく読める」の限界

たとえばこの文を見てください。

That the committee approved the proposal without a single objection surprised even its most optimistic supporters.

単語は全部簡単です。それでも「主節の動詞はどれ?」と聞かれると、approved と答えてしまう人が少なくありません(正解は surprised。文頭の That 節全体が主語です)。

単語がわかるのに意味が取れない・読み返してしまう——その原因のほとんどは語彙力ではなく、構文把握の精度にあります。

精読は「遅い読み方」ではない

英文解釈と聞くと、一語一語日本語に置き換えていく遅い読み方をイメージするかもしれません。しかし目的は逆です。

  • 文頭の That を見た瞬間に「節がどこで閉じるか」を探す
  • カンマ2つで挟まれた挿入は括弧に入れて骨格を先に取る
  • 比較・省略・倒置の「型」をパターンとして覚える

こうした処理が無意識にできるようになると、読み返しが消えて、結果として読む速度が上がります。精読は多読の対立概念ではなく、多読の前提条件です。

1日1問から始める

英文解釈トレーニングには、こうした「読み違えやすい急所」だけを突く問題を200問用意しました。

  1. まずB2レベルから。基本構文の見落としチェック
  2. 安定して正解できたらC1へ。挿入・倒置・省略が本格化
  3. C2は皮肉・文体・論理の綾まで。ここが読めれば実用上困りません

1問1分で解けて、その場で解説まで読めます。Threadsでも毎日1問ずつ配信しているので、まずはアカウントをフォローして習慣にしてみてください。