「英語を速く読めるようになりたいなら多読」とよく言われます。これは半分正しくて、半分間違いです。構文を正確に取れない状態でいくら量を読んでも、雑に読む癖が強化されるだけだからです。
「なんとなく読める」の限界
たとえばこの文を見てください。
That the committee approved the proposal without a single objection surprised even its most optimistic supporters.
単語は全部簡単です。それでも「主節の動詞はどれ?」と聞かれると、approved と答えてしまう人が少なくありません(正解は surprised。文頭の That 節全体が主語です)。
単語がわかるのに意味が取れない・読み返してしまう——その原因のほとんどは語彙力ではなく、構文把握の精度にあります。
精読は「遅い読み方」ではない
英文解釈と聞くと、一語一語日本語に置き換えていく遅い読み方をイメージするかもしれません。しかし目的は逆です。
- 文頭の That を見た瞬間に「節がどこで閉じるか」を探す
- カンマ2つで挟まれた挿入は括弧に入れて骨格を先に取る
- 比較・省略・倒置の「型」をパターンとして覚える
こうした処理が無意識にできるようになると、読み返しが消えて、結果として読む速度が上がります。精読は多読の対立概念ではなく、多読の前提条件です。
1日1問から始める
英文解釈トレーニングには、こうした「読み違えやすい急所」だけを突く問題を200問用意しました。
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